派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受け自民党の「政治刷新本部」は22日も議論を行います。今月25日の中間とりまとめには、法令違反を犯した派閥には党が解散を求められる仕組みなどが盛り込まれる方向です。

複数の自民党関係者によりますと、中間とりまとめには派閥の法令違反が明らかになった場合、党が解散や活動休止を求められる仕組みの導入が明記される方向です。

また、内閣改造や党役員人事の際、派閥による推薦を禁止すること、派閥による政治資金パーティーの開催禁止も盛り込む方向です。

さらに、政治資金の透明化に向けては派閥に対する外部監査の義務付けや、パーティー券購入者の名前などの記載が必要な金額の引き下げが盛り込まれる見通しです。

一方、派閥の解散については複数の自民党幹部が「中間取りまとめでは派閥の解散まで踏み込まず、各派閥に判断を委ねる方向で調整している」と述べています。

ただ、22日午後、新たに派閥の全面撤廃を求める議員連盟が立ち上がるなど、無派閥の議員を中心に派閥の解散を求める声も強く調整が続けられます。