盛山文科相 “統一教会”との関係「うすうす思い出し」 元2世信者からは「裏切られたという思い」との声も…
いわゆる統一教会の関連団体から選挙支援を受けたとされる問題で、6日は「覚えていない」と答えていた盛山文部科学相。7日、改めて国会で写真を示され追及を受けると「うすうす思い出してきた」と発言を変えました。教団の被害者からは失望の声も。
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7日の国会で、盛山文部科学相が野党に追及されたのは、世界平和統一家庭連合、いわゆる“統一教会”の関連団体から選挙支援を受けていたと報じられた問題です。
立憲民主党 西村代表代行
「いまの時点でこの写真をご覧になっても、まったく覚えていないと?」
盛山文科相
「報道があるまでは正直覚えておりませんでした。しかしながら、いま西村議員からの写真を見て、こういうことがあったのかなとうすうす思い出してきた」
6日の会見では、関連団体の集会で推薦状を受け取ったことを「覚えていない」と釈明していましたが、7日は一転。写真を見せられると「うすうす思い出してきた」などと答弁しました。
教団側との「政策協定」に当たる推薦確認書についても…
立憲民主党 西村代表代行(7日午前)
「推薦確認書の件も、盛山大臣は記憶がないんでしょうか」
盛山文科相
「こうやって推薦状を頂戴してる写真があるところを見ると、サインをしていたのかもしれませんがよく覚えておりません」
立憲民主党 西村代表代行
「『LGBT問題は慎重に』という内容もあったというふうに書かれているが、そういった内容を賛同した上で、理解した上で署名をしたんでしょうか」
盛山文科相
「十分に内容をよく読むことなくサインをしたのかもしれません。軽率にサインをしたということについては、おっしゃる通りかと思います」
事実上、教団側と確認書を交わしたことを認めました。
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教団への「解散命令」を請求することを決めた文科相に浮上した問題。7日の答弁を傍聴した“統一教会”の被害者は…
“統一教会”元2世信者
「率直な感想としては、盛山大臣のままでは、統一教会と戦っていくことはできないなと感じています」
“統一教会”の被害者
「国民に対するものすごく不誠実な態度。ある種の失望を感じます」