×

焦点は“ポスト菅”有力候補らの動きは?

2021年9月3日 17:11
焦点は“ポスト菅”有力候補らの動きは?

菅首相が、今月行われる自民党の総裁選挙に立候補しないことを表明しました。最新の動きを柳沢高志記者が伝えます。

菅首相が総裁選への不出馬を決めたことで、焦点は、誰が立候補をするかということに移っています。河野ワクチン担当相は麻生派の議員に、立候補する考えを伝えました。

菅首相が総裁選への立候補断念を決めたことで、これまで立候補を表明していなかった有力な候補に動きが出ています。

河野氏は3日午後、財務省を訪れ、自らが所属する派閥の会長である麻生副総理兼財務相と面会し、立候補の意向を伝えました。麻生派の議員によりますと、麻生氏が「賛成もしないけど、反対もしない」と述べたのに対し、河野氏は「じゃあ出ます」と答えたということです。河野氏については、すでに派閥横断的な若手議員を中心に立候補を後押しする動きが出ています。河野氏は午後5時20分から記者団の取材に応じる予定です。

また、石破元幹事長は「news every.」に出演し、立候補の意向については、「まったく局面が変わったのでどうするかというのはよく考えます」と述べるにとどめました。

一方、小泉環境相は官邸に入り、菅首相と会談しています。小泉氏に近い議員は、「今回は、小泉さんは立候補をしないだろう」と指摘しています。

また、茂木外相も3日午後、外務省で派閥の幹部と会談し、今後の対応について協議をしました。

ある自民党の若手議員は、「国民人気が高い候補が出て、総裁選が盛り上がれば、衆院選に向けて自民党には追い風になる」と語りました。