総裁選 菅総理“不出馬”河野氏「出ます」
菅総理大臣が今月29日に投開票が行われる自民党の総裁選挙に立候補しないことを表明しました。これを受け、河野ワクチン担当大臣が立候補の意向を固めました。
菅総理は「コロナ対策と選挙活動を考えた時に、莫大なエネルギーが必要で両立はできない」として、立候補を断念する考えを表明しました。
これを受け、すでに立候補を表明している岸田前政調会長や、意欲を示している高市前総務大臣に加え、河野ワクチン担当大臣が立候補の意向を固めました。麻生派の議員によりますと、河野氏は所属する派閥の会長である麻生副総理兼財務大臣に対し、「出ます」と立候補の意向を伝えました。
一方、これまで立候補するか「白紙」としてきた石破氏は、「全く新しい展開になったので同志と相談しながらしかるべき時に結論を出したい」と述べ、立候補に含みを残しました。
また、野田幹事長代行は、複数の自民党議員に対し立候補の意欲を伝えました。立候補に必要な推薦人20人の確保が課題となります。
立憲民主党・枝野代表「国民生活の喫緊の対応が政治に求められている中で、こうした事態にいたったことに対しては、はなはだ怒りをもって受け止めている」
また、共産党の志位委員長は「政権の投げ出しは、こんな政治はもう我慢ならないという国民の世論と運動に追い詰められた結果だ」と批判しました。