人気者同士がタッグを組むのでしょうか。次の総理、「ポスト菅」をめぐる動きが活発化していますが、立候補するか注目されている石破氏の派閥から、「立候補せずに河野氏の支持に回るべき」という意見もありました。

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６日夜、官邸の一角に集まる記者たちが囲んでいたのは、菅総理大臣との会談を終えた小泉環境大臣です。

──総理ってどんなご様子でしたか？

小泉環境相「一番みなさんが見てるんじゃない？」

水面下でポスト菅の行方は激しさを増しています。自民党総裁選へ立候補の意向を固めている河野ワクチン担当大臣は、午後、カメラの前にたちましたが、総裁選の質問は受け付けませんでした。

──自民党総裁選への対応…

立候補の意向固める河野ワクチン担当相（５８）「きょうはワクチンのほうで時間も限られておりますから」

──先ほど麻生副総理とはどういった話を？

河野ワクチン担当相（５８）「ワクチン（の質問）に限ります。どうぞ」

──ワクチン担当業務なんですけど、仮に総裁選に出馬されても影響はない？

河野ワクチン担当相（５８）「はい。影響を出さないようにしっかりやっていきたいと思います」

河野氏は表だっては多くを語りませんでした。ただ、６日、所属する派閥トップの麻生副総理に面会し、さらに、幹部の甘利税調会長とも会談するなど水面下では支持固めに奔走しています。

麻生派ベテラン議員「（河野氏から）『出馬するのでよろしくお願いします』という電話があった」

そして、菅総理も周辺に河野氏の支持を表明しました。

菅首相周辺「菅さんから『河野を支持する』と連絡がきた。小泉と一緒に河野をやれば影響力も残るだろう」

いち早く立候補を表明した岸田前政調会長のほか、安倍前総理からの支持を取り付けた高市前総務大臣も意向を固め、野田幹事長代行も意欲を示すなど、総裁選は混沌（こんとん）としています。こうした中、石破元幹事長の動向で新たな情報がありました。

石破派幹部「石破さんは悩んでいる」

総裁選は国会議員票と全国の党員票で争われます。石破氏は今回も立候補した場合、前回同様、議員票の獲得が難航するとみられる中、党員票も河野氏と奪い合う展開になり、苦戦を強いられるとの見方があるのです。そのため、派閥内からは…。

石破派の所属議員「今回は立候補せず、河野氏の支持に回るべきだ」

石破氏はギリギリまで情勢を見極めるとみられます。

対照的に、岸田氏は活発に動いています。

立候補表明・岸田前政調会長（６４）「もちろん戦うわけですから、それをしっかりと示す。国民のみなさんにしっかり発信する」

テレビ出演で課題とされる発信力をアピールしました。

村井英樹議員「岸田ＢＯＸ回答ライブ配信の時間がやってまいりました」

岸田氏「こんにちは」

５日も、国民からの質問にＹｏｕＴｕｂｅのライブ配信で答えていました。

村井英樹議員「財務省の犬、財務省のポチと言われていますがご存じですかと」

岸田氏「ご指摘は謙虚に受け止めますが、正直言って何でだろうかなと、友人に財務省多いのは事実ですが」

一方。

立憲民主党・安住国対委員長「コロナ対策やってる人は、総裁選挙両立できないんじゃないの？両立できないの総理だけなの？大臣はできんの？ちゃんと仕事をしてから自民党の総裁選挙やってください」

野党４党は、政府与党に対し、改めて臨時国会の開会を要求することで一致しました。街の人がポスト菅に求めることは…。

大学生（１８）「充実した大学生活を送るためにもう少しワクチン接種とか。若者にとっても安心した環境を作ってもらいたいなと」

“時短営業中”山しな・飲食店店主「少しでも国民の目線にたっていろいろ政策をしてくれたり。説得力のある言葉を言ってくれる。『こうやっていこうよ』ってしっかりしたリーダーシップとれる人を望みたい」

“時短営業中”暫亭いろり・飲食店店主「とにかくコロナ対策を徹底的に打ち出してくれる人。安心感を与えていただくような政策をとってもらいたい」

（９月６日放送『ｎｅｗｓ　ｚｅｒｏ』より）