総裁選あさって投開票 各陣営最後の票固め
29日に迫った自民党の総裁選挙です。日本テレビの調査では1回目の投票で、どの候補者も過半数を獲得できず、決選投票となることがほぼ確実な情勢で、各陣営は最後の票固めを行っています。
総裁選は、河野氏と岸田氏による決選投票にもつれ込む見通しが強まっており、自民党議員は「どうなるか、まったく読めなくなった。熾烈(しれつ)な戦いだ」と語りました。
河野ワクチン担当相
「戦略としては国民の広い支持をいただいて、それをもとに勝ち抜くという戦略に変わりはありません」
河野氏陣営の議員は、「1回目の投票で、党員票で圧勝する。議員心理としてそれをひっくり返したら、このあとの衆院選に勝てるのかと思うだろう」と指摘しています。
岸田前政調会長
「様々な世論調査を見ましても、少しずつではありますが、着実に数字もあがってきている」
岸田氏は、27日朝、国会近くの神社で必勝祈願をしました。岸田氏は国会議員票で優位に立ち、決選投票で河野氏を逆転する戦略を描いています。岸田氏陣営の議員は「他の陣営にも岸田さんを支持する議員がいる。最後まで、電話をかけて訴えていく」と語りました。
高市氏の陣営の議員は「対応を決めていない議員も多くいる。高市さんが1回目の投票で2位になる可能性はまだある」と述べ、決選投票に残るために支持を訴えていく考えです。
一方、野田氏を支援する議員は、「出遅れたのが響いている。かなり厳しい」と語っています。