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岸田新総裁 甘利氏“党主要ポスト”で調整

2021年9月30日 11:48
岸田新総裁 甘利氏“党主要ポスト”で調整

自民党総裁就任から一夜明け、岸田総裁は、党役員人事の最終調整を行っています。

岸田新総裁は、甘利税調会長を党の主要ポストに起用する方向で調整しています。

自民党・岸田総裁「就任して実際活動を始めますと、やることがいっぱいあるなあと」

──人事に関しては?
岸田総裁「いろいろと検討いたします」

──構想はだいたい固まりました?
岸田総裁「今よく考えております」

岸田総裁は30日朝、自民党本部に入り、自らの側近議員らと会談しました。焦点である幹事長人事については、総裁選で岸田氏の選対顧問を務めた甘利税調会長の名前が浮上しています。岸田派の幹部は、「甘利さんを要職で起用するのは間違いない」と語っています。

また、安倍前総理に近い細田派の萩生田文部科学大臣の重要閣僚か党役員への起用が浮上しています。

総裁選で戦った高市氏、河野氏、野田氏も起用する方針で、河野氏の周辺は「打診されたポストは何でも受けるだろう」と語りました。

岸田総裁は、30日中に党役員人事を固め、10月1日、正式に党の新体制を発足させる方針です。

立憲民主党・枝野代表「次の総選挙において自公政権を倒し、新しい政治を実現する」

一方、野党第一党の立憲民主党の枝野代表は、30日朝から野党の党首と相次いで会談し、衆議院選挙での協力を呼びかけています。

枝野代表は、国民民主党の玉木代表との会談で、来月4日の総理大臣の指名選挙で、自らに投票するよう求めましたが、玉木氏は「自身の名前を書く」と拒否し足並みは揃いませんでした。

社民党の福島党首との会談では、枝野氏に投票することで一致したということです。