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岸田新総裁、麻生氏と会談…注目の人事は?

2021年9月30日 16:42
岸田新総裁、麻生氏と会談…注目の人事は?

自民党の岸田新総裁は、党役員人事の最終調整を行っています。

岸田新総裁は、甘利税調会長を党のナンバー2である幹事長に起用する意向を固めました。

自民党・岸田総裁(岸田派会合)「今、日本の国にとって、われわれ自民党にとって、正念場を迎えているなという強い危機感を感じています」

岸田氏は30日の午前中、麻生副総理と会談したほか、午後には麻生派の甘利氏と29日夜に続いて会談を行いました。

自民党幹部によりますと、岸田氏は甘利氏を幹事長で起用する意向を固めました。麻生派の議員は、「甘利氏が幹事長なら、安倍前総理・麻生副総理と話ができるから適任だ」と語りました。

また、安倍前総理に近い細田派の萩生田文部科学大臣の重要閣僚か党役員への起用が浮上しています。

総裁選で戦った高市氏、河野氏、野田氏も起用する方針で、岸田氏は10月1日、正式に党の新体制を発足させる方針です。

一方、立憲民主党の枝野代表と共産党の志位委員長が会談し、次の衆議院選挙に向けた協力などで合意しました。

立憲民主党・枝野代表「自公政権を倒し、新しい政治を実現、立憲民主党と日本共産党は新政権において市民連合と合意した政策を着実に推進するために協力する」

共産党・志位委員長「新政権において両党が協力していくことが合意されたのは、極めて重要な前進であります」

合意では、政権交代が実現した場合、共産党が「限定的な閣外からの協力」を行うとしています。

枝野代表はまた、4日に召集される臨時国会の首班指名選挙で自身への投票を呼びかけ、志位委員長はこれに賛同しました。