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松野官房長官の「不信任決議案」否決 野党は結束し厳しい姿勢 岸田首相「適切に対応するよう…」

2023年12月12日 16:01
松野官房長官の「不信任決議案」否決 野党は結束し厳しい姿勢 岸田首相「適切に対応するよう…」

自民党・安倍派のウラ金疑惑などを受け、立憲民主党が提出した松野官房長官に対する不信任決議案の採決が行われ、与党などの反対多数で否決されました。

立憲民主党・太栄志議員「ご自身のことすら真正面から説明できない官房長官の言葉を、誰が信じることができますか。国民を守るためにも、松野官房長官、即刻お辞めください 」

立憲民主党の太栄志議員は「国民への説明責任を放棄し続ける官房長官の姿勢では国民の信任を得られない」と批判しました。

しかし、不信任案は採決され自民・公明の与党などの反対多数で否決されました。補正予算の採決では与党と足並みを揃え、賛成に回った日本維新の会や国民民主党も不信任決議に賛成するなど、野党は結束して政権への厳しい姿勢を示しました。

焦点となっている内閣不信任決議案について、立憲民主党は12日夕方、最終的な対応を協議します。

ある立憲民主党幹部が「不信任案を提出すれば選挙を誘発することになる」と話すなど慎重な意見もある一方、別の幹部は「この状況で出さないのはおかしい」と、意見が割れています。

また、岸田首相が岸田派にも収支報告書に不記載があったとみられることについてコメントしました。

岸田首相「宏池会(岸田派)事務局に対して調査を行い、そして当局に説明を行い、そして修正の必要があるならば適切に対応する。このように指示をしています。事務局には責任を果たさせたいと思っています」

岸田首相はまた、人事の時期などへの影響があるか聞かれ「適切なタイミングで対応するという考えは変わっていない」と述べました。