参院“代表質問”岸田内閣「ブレすぎ」追及
参議院の代表質問で野党側は、岸田首相が自民党の総裁選で掲げていた株式の配当などにかかる金融所得課税の強化を先送りする方針を示したことについて、ただしました。
岸田首相に対し、立憲民主党の福山幹事長は、「いきなりブレすぎではないか」と厳しく追及しました。
立憲民主党・福山幹事長「金融所得課税強化の旗も早速降ろされましたよね。早くも党内もしくは官僚からの圧力で取り下げたのでしょうか。失礼ながら、いきなりブレすぎではないですか」
岸田首相「金融所得課税の見直しについては、成長と分配の好循環を実現するための、さまざまな分配政策の選択肢の一つとして、掲げてまいりました。分配政策としては賃上げに向けた税制の強化、そして下請対策の強化など、まず、やるべきことがあると考えております」
岸田首相は、成長と分配の好循環により中間層の拡大を目指すための「新しい資本主義実現会議」について「速やかに会議を開催したい」と述べました。
また、新型コロナワクチンの3回目の接種について「早ければ今年12月から開始することを想定して準備を進める」として、円滑な実施に万全を期す考えを示しました。