中谷防衛相は31日、アメリカのトランプ政権で国防長官に就任したヘグセス氏と初めて電話会談を行いました。

中谷防衛相
「ヘグセス国防長官の就任から時間を置かずに電話会談を行い、そして日米同盟の意義、抑止力・対処力の重要性について確認をできたというのは、大変、有意義なことでありました」

中谷防衛相とヘグセス国防長官は、日米同盟の抑止力や対処力を強化するため、自衛隊とアメリカ軍の指揮や統制の枠組みを向上させることなどで一致しました。

また、会談では、日米安全保障条約が尖閣諸島に適用されることが改めて確認され、中谷大臣は「日本の防衛に対するアメリカの揺るぎないコミットメントの表れだ」とアピールしました。

一方、中谷防衛相はアメリカ側から防衛費の増額の要求があったか問われると、「同盟を強化する取り組みについて議論するなかで、我が国が防衛力の抜本的強化に取り組んでいると説明した」と述べるにとどめました。

また、中谷防衛相はワシントン近郊で発生した航空機事故について、哀悼の意を表しました。