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国際線予約停止 岸田総理“帰国需要配慮”

2021年12月2日 11:47
国際線予約停止 岸田総理“帰国需要配慮”

政府は、新型コロナウイルスのオミクロン株への対策として行った日本到着便の新規予約停止について、一律の予約停止の要請をとりやめ日本人の帰国需要に十分配慮するよう、改めて航空会社に通知しました。

岸田総理「私のほうから国土交通省のほうに、邦人の帰国需要について十分に配慮するよう指示をしたというところであります」

国交省は、日本到着の国際線の新規予約を今月末まで停止するよう航空各社に要請しましたが、海外にいる日本人が当面、帰国できなくなることから、混乱が生じていました。

これについて岸田総理は、政府が先月29日に1日あたりの入国者数の制限を強化し、5000人から3500人にしたことを受け、国交省が取り急ぎの措置として要請したものだと説明し、「混乱を招いた」と述べました。

松野官房長官は会見で、総理の指示を受け、国交省が、新規予約の一律の受け付け停止の要請をとりやめ、日本人の帰国需要に十分配慮するよう航空会社に改めて通知したことを明らかにしました。

一方、ワクチンの3回目の接種をめぐり岸田総理は、「前倒しの可能性について検討を続けていく」と述べました。

現在、2回目との間隔を原則8か月としていますが、医療機関などでクラスターが発生した場合に限り、例外的に6か月での接種が認められています。

政府高官によりますと、例外となる対象を拡大する方向で検討を進めているということです。