臨時国会召集 岸田総理午後に所信表明演説
岸田政権の発足後、初めての本格的な論戦の場となる臨時国会が6日、召集され、午後には岸田総理大臣が所信表明演説を行います。
「聞く力」を掲げる岸田総理と、「批判一辺倒からの脱却」を掲げた泉健太氏が代表に就任した立憲民主党など野党側が、どれだけかみあった議論をできるかが焦点となります。
臨時国会で政府・与党は新型コロナ対策の18歳以下への10万円相当の給付などを含む補正予算案の成立を急ぎたい考えです。
また、岸田総理としては、オミクロン株の感染拡大で年内のアメリカ訪問が厳しくなるなど得意の外交分野が停滞する中、内政での実績を積み上げ来年夏の参議院選挙での勝利につなげたい考えです。
立憲民主党・泉代表「国民の皆さまのために働く政策を次々と国民の皆さまにお届けする。その舞台が今日から始まってまいります」
一方、野党側は10万円給付を現金とクーポンに分けることで、事務的経費がおよそ900億円発生する問題を追及する方針です。
また、国会議員に月額100万円支給される「文書通信交通滞在費」について、日本維新の会と国民民主党は、まもなく使途の公開を義務づける法案を共同で国会に提出する方針で、日割り支給だけを先行させる方針の自民党の対応も焦点となります。
与野党双方にとって真価が問われることになる臨時国会。21日まで16日間の会期で行われます。