安倍派の閣僚4人交代、事実上の更迭 裏金疑惑めぐり
自民党・安倍派の裏金疑惑をめぐり、岸田首相は安倍派の4人の閣僚を交代させました。事実上の更迭です。
安倍派をめぐっては、4人の閣僚に加え、5人の副大臣と政務官1人、首相補佐官1人、防衛大臣補佐官1人が辞表を提出しました。新しい官房長官には、岸田派ナンバー2の林前外相が起用されます。
また、安倍派で自民党幹部の萩生田政調会長らも辞表を提出しました。岸田首相は公明党の山口代表と会談し、萩生田氏ら党幹部については来年度予算案をとりまとめる見通しの「今月22日までは続けてもらう」と伝えたということです。
一方、キックバックについて「安倍派から指示があった」と明らかにした宮沢防衛副大臣が日本テレビの単独取材に応じました。
宮沢防衛副大臣「やり残した仕事はあるけれども、これはもう仕方ないことですから、粛々と受け入れていかなければなりません。(Q.悔いはありませんか)ええ、悔いはありません。『どうしようか、しゃべろうか』と思っておりましたので、悔いはありません」
この後、13日午後4時半から皇居で認証式が行われ、林官房長官ほか、新閣僚4人が正式に就任します。