岸田首相、米国に向け出発 APEC出席へ 日中首脳会談を16日開催で調整
岸田首相は、APEC=アジア太平洋経済協力会議に出席するため、アメリカ・サンフランシスコに向けて出発しました。
岸田首相「今、世界が様々な地球規模の課題、自由で開かれた貿易、さらにはデジタル経済の推進、また気候変動など、こうした喫緊の課題について議論を行い、ぜひ日本の立場を発信する場にしたい」
岸田首相は、首脳会議の場でロシアによるウクライナ侵攻について、力による一方的な現状変更は認めないという日本の立場を改めて説明する考えです。
また、首脳会議に合わせ、岸田首相は、中国の習近平国家主席との首脳会談を16日に行う方向で調整しています。
会談で岸田首相は、福島第一原発の処理水の海洋放出に伴う日本産水産物の輸入停止措置について、中国側に撤廃を求めるとみられます。その上で、日中関係の安定化に向けて両国間で対話を続ける重要性を確認したい考えです。