岸田首相が政倫審に出席する意向 あすから2日間完全公開で 西村氏や松野氏ら5人出席へ
自民党の派閥の政治とカネの問題をめぐり、衆議院の政治倫理審査会に岸田首相が出席する意向を表明しました。
岸田首相
「私自身、自民党総裁として政倫審に自ら出席をし、マスコミオープンのもとで説明責任を果たさせていただきたい」
岸田首相は、決断した理由について「与野党の駆け引きの中で開催に見通しが立たない事は極めて残念」とした上で「私自身、説明責任を尽くしていきたい」と政治倫理審査会にマスコミ公開の場で出席すると強調しました。その上で、完全公開での出席に慎重な姿勢を見せていた他の5人の議員に対して応じるよう促しました。
立憲民主党 安住国対委員長
「ちょっと私も一瞬驚いたんですね」
「果たしてそれがその後ろにいる5人の気持ちを変えることができるかどうか。本当に公開で全部やるということになるのかどうかはわからない」
岸田首相の出席表明を受け、安倍派の事務総長だった塩谷氏、西村氏、松野氏、高木氏。二階派の事務総長の武田氏ら5人の議員も、完全公開で、政治倫理審査会に出席する意向を固めました。
その後、衆議院の政治倫理審査会は幹事会を開き、29日、3月1日の2日間、完全公開の形で開催することで合意しました。岸田首相と武田氏が29日、他の4人は3月1日出席する事になります。