就任したばかりの額賀衆議院議長が臨時国会の開会式で、天皇陛下に誤って自分の式辞の原稿を手渡したことについて、宮内庁側に謝罪していたことがわかりました。

額賀議長は、20日の臨時国会の開会式で式辞を読み上げた後、本来、その場で振り返って一礼し、待機する場所に戻るべきところ、誤って天皇陛下の席へと階段を上がり、式辞の原稿を手渡しました。

陛下はやや戸惑った様子でしたが、笑顔で原稿を受け取られました。

衆議院によりますと、額賀議長は、この所作の誤りについて、当日の夕方、恒例となっている開会式のお礼のために皇居を訪れた際、宮内庁側に謝罪したということです。

これに対し、宮内庁側から陛下のメッセージとして「お気になさらず」との言葉が伝えられたということです。