岸田首相 福島第一原発の処理水放出設備などを視察
岸田首相は、福島第一原発の処理水の海洋放出を前に現地を訪れ、放出設備などを視察しました。
福島第一原発を訪れた岸田首相は、放射性物質を取り除く装置や、処理水を海に放出する設備などを視察しました。
海を望む展望台にのぼった岸田首相は、担当者から説明を受けながら、処理水が放出されるまでの段取りを直接確認しました。視察後は、東京電力の幹部とも面会しています。
岸田首相「本日設備を見て、現場で関わっておられる担当者の話を直接聞き、東京電力の経営トップの覚悟も確認をさせて頂きました」
政府は、原発の処理水を月内にも放出する方向で最終調整しています。岸田首相は放出の時期について、「安全性の確保や風評対策の取り組みの状況を政府全体で確認し、判断する」と述べました。
また、全漁連(=全国漁業協同組合連合会)の坂本会長ら漁業関係者と、21日にも面会することを明らかにしました。