永岡文科相 卒業式のマスク“家庭の判断”発言を釈明「取り扱いを決めた事実はない」
学校の卒業式でマスクを着用するかどうか「家庭の判断」と発言した永岡文部科学相が、発言後、会見を開き「取り扱いを決めた事実はない」などと釈明しました。
永岡文科相は衆議院の予算委員会で、小中学校などの卒業式でのマスク着用について「家庭での議論を含めて、しなければ嫌というお子さんはマスクをし、マスクは外すと家庭で決めた方は外しての参加となると思う」と述べました。マスクの着用は「家庭の判断」という考えを示したものですが、その後、急きょ会見を開き、釈明しました。
永岡文科相「現時点で卒業式のマスクの取り扱いにつきまして、決めたという事実はございませんので。 政府全体での検討を踏まえまして、卒業式等を含めた学校におけるマスクの着用に関して今後どのような対応していくかにつきましては、なるべく早く検討してまいりたい」
永岡文科相は「着用は個人の判断に委ねるという政府の考え方を説明した」として、卒業式の着用ルールについては「何も決めていない」と釈明しました。その上で、新しいルールについては見直しの時期も含めて「早期に示したい」と述べました。