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石破氏「来月27日投開票」なぜ早期に? 野党は反発

2024年9月30日 18:20
石破氏「来月27日投開票」なぜ早期に? 野党は反発

石破総裁はなぜ10月27日投開票の衆議院総選挙に踏み切る決断に至ったんでしょうか?自民党本部前から中継です。

石破総裁は当初、ある程度、野党側と国会で論戦してからの解散を考えていました。

しかし自民党内には一刻も早く踏み切るべきだとの意見があり石破氏も押し切られる形で解散を表明しました。

自民党内で早期解散を求めていたのは新しく幹事長に就任した森山氏らで複数の自民党幹部が「なるべく早く解散すべきだと」と強く主張したことで石破総裁も早期の解散へと傾きました。

また、連立を組む公明党が早期の解散総選挙を求めていたことも石破氏の背中を押す形になりました。ある自民党幹部は「野党の選挙準備が整わないうちに解散に踏み切るべきだ」と話しています。また別の幹部は「石破人事はドリームチームにはなっていないが、選挙で勝ちさえすれば総裁の求心力は一気に高まる」と指摘しています。

――野党側は早期解散の判断についてどう受け止めているんでしょうか?

野党側は議論をしないままの解散は「早すぎる」として反発を強めています。

立憲民主党・野田代表
「ご本人が国会の中で与野党の論戦があって、国民に対して判断材料を提供してから信を問うということを言ってたはずなのに、しかもまだ内閣総理大臣になる前に、もう解散の話をするってのは、 私は不見識極まりないと、国会軽視だと思ってます」

また、野党側は能登半島の大雨を受け補正予算を成立させるべきで、予算委員会での十分な議論が必要だと強調しています。

ある立憲民主党の幹部も「石破さんは総理になった途端、筋を曲げて議論から逃げた」と批判しています。

先ほど石破総裁は会見で「国民に御判断いただける材料をきちんと整えるような努力は続ける」と述べました。有言実行できるのか、手腕が問われています。

最終更新日:2024年10月1日 15:56