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航空自衛隊の緊急発進446回 対中国機は340回で全体の約76%

2022年10月14日 20:48
航空自衛隊の緊急発進446回 対中国機は340回で全体の約76%

防衛省によりますと、今年度上半期の航空自衛隊による緊急発進=スクランブルの回数は446回で、昨年度の同時期よりおよそ60回増加しました。この内、中国機に対する緊急発進は340回でした。昨年度の同時期と比べおよそ60回増えており、全体の約76%を占めています。

また、ロシア機に対する緊急発進は95回で全体の約21%を占めています。

防衛省は中国機に対する緊急発進回数は「比較的高い水準にある」と指摘しています。

また、中国軍とロシア軍の爆撃機による長距離にわたる共同飛行や、中国の無人機による単独飛行により飛行時間が伸びたことなどが緊急発進、増加の要因だとしています。

浜田防衛相は「中国機の活動を注視するとともに、引き続き、 警戒監視に万全を期し、対領空侵犯の措置を行っていく」と強調しました。