入国者数 一日上限2万人に“引き上げ” 政府あす発表へ
新型コロナウイルスの水際対策について、政府は、来月1日から一日あたりの入国者数の上限を現在の1万人から2万人に引き上げることを、20日に発表することがわかりました。観光客の受け入れ再開については来月中旬を目指して調整しているということです。
複数の政府関係者への取材で、来月1日から、一日あたりの入国者数の上限を現在の1万人から2万人に引き上げることにあわせて、入国に際して行う全員検査を緩和する方向で調整していることもわかりました。
具体的には、国や地域を陽性率で3つのグループに分け、最も陽性率が低いグループはワクチン接種の有無にかかわらず入国の際の検査や待機を免除する方向です。2番目のグループはワクチンを3回接種していれば検査と待機を免除するほか、最も陽性率の高いグループについては検査などを継続する方向です。
政府はこうした方針について、20日に関係閣僚が協議を行った上で、発表します。
一方、観光客の受け入れ再開については、今月行う少人数のパッケージツアー形式の実証事業の結果などを踏まえ、来月中旬を目指して調整しているということです。