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“若者サミット”G7首脳に託す思い ロシアとの縁…祖父の原爆体験も 広島サミット開幕まで約1か月

2023年4月16日 12:18
“若者サミット”G7首脳に託す思い ロシアとの縁…祖父の原爆体験も 広島サミット開幕まで約1か月

広島サミット開幕まで1か月あまり。G7各国の若者世代によるサミットが開かれました。ロシアによる核の使用の脅威が高まる中、ある若者の思いを取材しました。

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今月10日。G7各国の若者たちが開いたユース世代によるY7サミット。最大の議論となったのは、やはりロシアによるウクライナ侵攻でした。

主催者の一人、徳永さんは――

徳永勇樹さん(32)「若者が平和構築にどう関与できるか。ウクライナも含めてですね」

徳永さんには、サミットにかけるある思いがあります。それは自身のロシアとの深いつながりです。

大学時代にロシア語を専攻して以降、通訳や放送局のアナウンサーとしての経験も。ロシア・ウクライナ両国の友人とはいまも連絡を取り合っています。

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徳永勇樹さん「できるだけ早く戦争が終わるように祈ってるよ」

ロシア人の友人「戦争も慣れっこになったよ」

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徳永勇樹さん「これ、ウクライナの友人なんですけど。大丈夫?みたいな感じの連絡をして。1回電話したんですけど返事が返ってこない感じになってしまったので」

徳永さんにはもう一つ、特別な思いを抱く理由があります。長崎で原爆を体験した祖父の存在です。ロシアによる核の使用の脅威が高まる中、祖父から改めて、当時の話を聞いた徳永さん。

Y7サミットのメンバーに、その体験を伝えることにしました。

徳永勇樹さん「自分たちが被害者になることもあるし、加害者になることもある」

Y7サミットは今回、岸田総理に提言書を渡し、G7以外の核保有国と共に、核廃絶を目指すよう求めました。若者の思いを、首脳たちに託したのです。

徳永勇樹さん「すごい苦しんでいる人々の姿が私の友人たちにならないように、それだけは強く願いたいと思いますし。若者の声をしっかり政策に反映させられるように頑張りたい」