自民党の麻生副総裁が台湾の蔡英文総統らと会談するため、7日から3日間の予定で台湾を訪問しています。

麻生副総裁の訪問は台湾側の招待を受けたもので、8日、蔡総統と会談し、台湾有事などについて意見交換するほか、国際フォーラムに出席して東アジア情勢などについて講演する予定です。

また、来年の台湾総統選挙に与党・民進党から立候補する頼清徳副総統との会談も予定されています。

麻生副総裁は、台湾有事が起きた場合、「日本にも戦火が及ぶ可能性がある」と語っていて、今回の訪問を通じて台湾海峡の平和と安定の重要性を強調したい考えです。

自民党によると副総裁の台湾公式訪問は、記録で確認できる限り1972年に日本と台湾が断交して以来、初めてだということです。