公明・山口代表 “憲法改正”国民の理解を深めるべき
憲法記念日を前に公明党の山口代表が演説し、憲法改正をめぐる議論についてもっと国民の理解を深めるべきだと訴えました。
山口代表「憲法が施行されて75年を迎える今日、いま私たちが直面するテーマをしっかりと捉えた上で、そしてまた日本国憲法の今日、また将来の価値というものを、皆さんと共に共有しながらこれからの議論を深めていきたい」
山口代表は憲法改正に向けた課題として「緊急事態が起きたときに立法府がしっかりと機能を果たせるか議論すべき」と述べました。
現行憲法には、大災害などの緊急時の国会議員の任期延長規定がありません。
また、脱炭素社会を目指す中、「憲法には環境に対する文言上の明確な位置づけがない」として、環境に関する条項を憲法に明記することの是非についても議論するべきだとしました。
一方で、「いまの憲法議論が政治家だけで行われていることに危惧をおぼえる国民は決して少なくない」として、国民に理解を深めてもらう必要性を訴えました。