女性の起用ゼロ…副大臣・政務官の人事 野党「今の時代ではあり得ない」 自民党内からも「1人ぐらいは…」
政府は15日、内閣改造に伴う副大臣と政務官の人事を決定しました。副大臣、政務官合わせ54人全員が男性で、女性の起用はゼロでした。これに対し、野党からは「今の時代ではあり得ない」と批判の声が上がっています。
◇
岸田首相が13日に立ち上げた「変化を力にする内閣」。15日、首相官邸は豪雨にみまわれる中、副大臣と政務官の人事が決まりました。
閣僚人事では、これまでの女性2人から過去最多タイとなる5人を起用しましたが、午後5時ごろ行われた副大臣たちの記念撮影を見てみると、モーニング姿の男性ばかりでした。副大臣、政務官合わせ54人全員が男性で、女性の起用はゼロだったのです。
去年の内閣改造の際には11人いた女性がゼロになったことについて、松野官房長官は、5人の女性閣僚に加え、首相補佐官に女性2人を起用したことなどをあげ、“全体で多様性に配慮した”と強調しました。
松野官房長官
「人事は本人の人格、識見を踏まえまして、適材適所の考え方で行っております。閣僚・副大臣・政務官・首相補佐官など全体で多様性に配慮し、適材適所の人事を行ったということでございます」
政務官人事では、当選1回の塩崎彰久衆院議員を厚労大臣政務官に充てるなど若手も起用されていますが、立憲民主党の西村智奈美議員は「内閣人事を目にして愕然としました。女性活躍を推進する気概が全く感じられず、岸田内閣のジェンダー平等に対する姿勢の本質が露呈した」とコメントしました。
さらに――
野党議員
「ひどい、ひどすぎる。今の時代ではあり得ない」
野党議員
「今までの副大臣や政務官を横滑りしてもよかったし、言い訳だ」
自民党内からも「(女性)1人ぐらいは入れられたよね」といった声が上がりました。
一方、女性がゼロになった理由について、副大臣を経験していない女性議員を閣僚に抜てきしたことや、そもそも女性議員の数が少ないことなども指摘されています。
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岸田首相が13日に立ち上げた「変化を力にする内閣」。15日、首相官邸は豪雨にみまわれる中、副大臣と政務官の人事が決まりました。
閣僚人事では、これまでの女性2人から過去最多タイとなる5人を起用しましたが、午後5時ごろ行われた副大臣たちの記念撮影を見てみると、モーニング姿の男性ばかりでした。副大臣、政務官合わせ54人全員が男性で、女性の起用はゼロだったのです。
去年の内閣改造の際には11人いた女性がゼロになったことについて、松野官房長官は、5人の女性閣僚に加え、首相補佐官に女性2人を起用したことなどをあげ、“全体で多様性に配慮した”と強調しました。
松野官房長官
「人事は本人の人格、識見を踏まえまして、適材適所の考え方で行っております。閣僚・副大臣・政務官・首相補佐官など全体で多様性に配慮し、適材適所の人事を行ったということでございます」
政務官人事では、当選1回の塩崎彰久衆院議員を厚労大臣政務官に充てるなど若手も起用されていますが、立憲民主党の西村智奈美議員は「内閣人事を目にして愕然としました。女性活躍を推進する気概が全く感じられず、岸田内閣のジェンダー平等に対する姿勢の本質が露呈した」とコメントしました。
さらに――
野党議員
「ひどい、ひどすぎる。今の時代ではあり得ない」
野党議員
「今までの副大臣や政務官を横滑りしてもよかったし、言い訳だ」
自民党内からも「(女性)1人ぐらいは入れられたよね」といった声が上がりました。
一方、女性がゼロになった理由について、副大臣を経験していない女性議員を閣僚に抜てきしたことや、そもそも女性議員の数が少ないことなども指摘されています。