出馬会見ラッシュが続く自民党総裁選挙ですが、4日は茂木幹事長が会見を開き、「経済再生」の実現を訴えました。中継です。

初めての出馬となる茂木幹事長は、「結果を出す」ことにこだわった政権を作ることをアピールしました。

自民党・茂木幹事長
「このたび自民党の総裁選に立候補することを決意いたしました。目標を掲げ､チームを束ね､結果を出す。これが、私が目指す新政権の姿です」

茂木氏は、最優先目標に「所得アップ」を掲げ、「成長力と生産性を向上し、一人ひとりの所得、年収をアップさせる」ことを打ち出しました。

茂木氏はまた、成長戦略によって税収を上げることで「増税ゼロ」を推進すると強調しました。

また、ふるさと納税の仕組みを使って納めた税金の使いみちを子ども政策に特化することができる「ふるさと納税型 子ども基金」を新設するとしました。

一方、政治資金規正法改正をめぐり、争点となった「政策活動費」については、「廃止する」と明言しました。

自民党・茂木幹事長
「政治改革､党改革を断行します。政治資金規正法の改正で検討事項として残った政策活動費について、その上限をゼロ円。すなわち廃止します」

政策活動費をめぐっては、これまでの自民党案を否定し、さらなる改革案を打ち出した形です。しかし、ある政権幹部は「幹事長として決めたことを全否定するのは整合性がとれない」と不快感を示しています。

会見でもこの点について質問が出ましたが、茂木氏は整合性については正面から答えず、「費用を明らかにできない資金は使わない。活動は行わないとしたい」と廃止する意義について説明を行っただけでした。