自民党総裁選 茂木幹事長、きょう出馬会見 打ち出す政策は
告示まで8日となった自民党総裁選ですが、4日は茂木幹事長が出馬会見を開きます。どんな政策を打ち出すのでしょうか。中継です。
今回、初めての出馬となる茂木幹事長。外相などの重要閣僚や党の要職を歴任した豊富な経験を強みに「実行力」をアピールしたい考えです。
茂木幹事長「日本の将来についてですね、明確なビジョンを示して、ビジョンを示すだけでなく、それを実行して結果を出していくということが大切だと考えています」
4日午後の出馬会見では、「経済再生を、実行へ」をキーワードに掲げます。具体策としては「増税ゼロ」の推進、「日本列島の再改造」として「東京一極集中の是正」などを推進します。
また、複数の関係者によりますと政治とカネの問題をめぐり「政策活動費」について茂木幹事長は「廃止」を打ち出したい考えです。
さらに、秋にアメリカ大統領選を控える中陣営幹部は「トランプ氏からタフネゴシエーターと言われた外交手腕も強みだ」と話しています。
一方、茂木氏の弱みですが1つ目は「知名度」です。党員票をどこまで獲得できるかが課題となります。
2つ目は茂木氏の政治姿勢への不信感です。裏金問題の対応をめぐり問題を仕切る立場の茂木氏に対してはその手法をめぐって岸田首相はじめ党幹部から不信感が高まりました。
さらに、同じ茂木派から加藤元官房長官が出馬することに加え参議院を中心に茂木氏と距離をおく議員が多くまとめきれていないのも不安要素です。
陣営は、「政策論争になれば負けない」と意気込んでいますが、候補者が乱立する中で、茂木氏がどれだけ存在感をアピールできるかが問われています。