来月行われる立憲民主党の代表選挙をめぐり、枝野前代表が記者会見を開き、正式に立候補を表明しました。

国会記者会館から中継です。

立候補にあたり、枝野氏は「政治は損得でやるものではない」と訴え、党の現状に強い危機感を持っていることをうかがわせました。

立憲民主党・枝野前代表
「古い政治に終止符を打ち、新しい時代へ向かって進むときだと考え、今回の出馬を決意いたしました。人間中心の経済を実現する。今の自民党にあきれ怒っている皆さんを含め、より幅広い民意を包み込むこのことを目指してまいります」

枝野氏は、政策として「8つの柱」を掲げ「人間中心の経済」を目指し社会保障や公共サービスなどを充実させる考えを示しました。

また、自民党との差別化を狙い、選択的夫婦別姓や同性婚を可能にすることを打ち出しました。

さらに自民党の受け皿となるよう幅広い野党の結集を目指す考えも示しました。

前回の衆院選で敗北し代表を辞任したのにもかかわらず、今回、出馬することについては「1人の政治家として逃げるわけにいかなかった」と理解を求めました。

一方、代表選をめぐっては新たな動きもありました。

党の中堅・若手議員らが馬淵元国土交通相に出馬を要請したほか、江田憲司元代表代行も複数の議員から出馬の要請を受けたことを明らかにしました。

両者とも近く結論を出すと話しています。