自民党総裁選挙は、高市さんと石破さんによる上位2人よる決選投票となりました。
国会議員の票の比重が大きい決選投票ですが、福島県関係の国会議員がどちらに投じたのか…
決選投票では、根本議員・吉野議員を除いた５人が石破さんを支持しています。
ちなみに福島県内の党員の開票結果は、石破さんがトップという結果になっています。
総裁選後に福島県内の国会議員も取材しました。

■菅家一郎衆議院議員
「やった。農林水産大臣も経験されていたので、農業を守るという意味でも期待して参りたい」

■星北斗参議院議員
「非常に価値のある選挙戦だった。私たちにとっては福島の復興が第一の課題であります」

■根本 匠衆議院議員
「石破さんは閣僚も務めた。実績も能力もある。だから石破さんには頑張ってもらいたい」

石破さんはこの総裁選の期間中、双葉町や浪江町にも足を運んでいます。
今回の総裁選の地方演説会を始め、これまでにも大臣としてや国政選挙の選挙応援でも、たびたび福島県に足を運んでいます。

2年前、国政選挙の候補者応援で福島県を訪れた際に喜多方市で喜多方ラーメンを食べたそうです。
「カレー好き」として知られていますがSNSやYouTubeなどではラーメンを熱く語るほどラーメン好きの一面もあるようです。
2018年にはYouTubeでそれぞれの都道府県の魅力を伝える動画を配信していて「福島県のみなさまへ」と題した動画では、映画「フラガール」を何度も見たと話していました。

親近感も沸いてきますが、政策面ではどうか？
石破さんは、災害に対する「危機管理」や福島も含めた復興の後押しを進めるため「防災省」の設置を訴えていました。
農林水産省の政務次官や大臣を務めた経験もあり、9月に福島に足を運んだときは「福島の農林水産物の安全性を最大限PRする。政府の責任だ」とも話していて、そうした経験から福島の復興を後押ししてもらいたいと思います。

衆議院の解散総選挙も近くあるのではとささやかれていますから、復興の課題も含め、生活を取り巻く課題、外交・安全保障に関する課題に、石破さんがどう向き合おうとしているのか、私たちも関心を持たなければいけません。
加えて、新総裁として自民党の政治とカネの問題にもどう切り込むのかも注目です。