“18歳”は「設定」“金銭”は「給与の補填」 “パパ活”吉川議員がブログで5245文字の反論
18歳の女子大学生に飲酒させたと報じられた吉川赳衆議院議員が依然、会見を行わないまま、ブログで釈明しました。「18歳というのは“設定”」で、「パパ活ではなく“同伴“」だとする釈明に、地元では批判が噴出しています。
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自民党・富士市富士支部 稲葉寿利幹事長
「今さらこれをね、出されたところで、どうにもならないでしょ」
かつての同志に猛烈に批判された人物は、18歳の女子大学生と飲酒した上、4万円を渡し“パパ活”をしたと報じられた吉川赳衆院議員です。姿をくらますこと1か月あまり、説明の場に選んだのは自身の「ブログ」でした。5245文字の長文で、「徹底抗戦」の考えを示しました。
まず、「飲酒報道」については――
「女性から『大学一年生』『18歳です』という旨の発言がありましたが、私としては、真に受けることもせず、『なるほど、大学一年生という設定なのね』と受けとめ、軽い乗りで会話を合わせていた」
女性が勤務先の飲食店で飲酒していたことなどから、申告した年齢は「設定」だと受け止めたといいます。
また、金銭を渡したという“パパ活”報道については――
「これを『パパ活』と総括されていることについて、違和感を抱いております」
一連の行動は、女性と一緒に店に行くいわゆる「同伴」であり、この日、女性が「店を休む」と言ったため、「給与の補填」をしてあげたというのです。
そして、飲食店のあと、2人でホテルに行ったという報道については、一切触れませんでした。
また、週刊誌が女性とあらかじめ打ち合わせをしていた可能性を挙げ、取材方法を批判し、週刊誌側を提訴する方針を明かしたのです。
「健全なジャーナリズムの報道取材としてあるべき域を超えた、社会通念上許容し得ないもの」
自身の進退については――
「疑義が解消された暁には、身の処し方について速やかに判断させていただく所存です」
疑いが晴れるまで、議員辞職をしない考えを示しました。
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地元の有権者は――
静岡県の有権者
「『非はない』みたいな感じで言っているのは、卑怯だと思う」
「直接ではなく、ブログという所が、なんでだろうと」
反論が遅くなった理由について吉川議員は、参院選への影響や、安倍元首相の訃報などを挙げています。