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【さあ、投票へ。】衆院選の立候補者②福岡5区 公示の直前に構図が変化 それぞれの訴え

2024年10月17日 20:40
【さあ、投票へ。】衆院選の立候補者②福岡5区 公示の直前に構図が変化 それぞれの訴え
福岡5区

衆院選の投開票は27日です。福岡市南区の一部や筑紫野市、春日市などの福岡5区では、公示の直前になって構図が変化しました。立候補した5人それぞれの訴えと戦い方は。

前回、自民党の閣僚経験者を破り、初当選を果たした立憲民主党の前職、堤かなめさんです。

■立憲前職・堤かなめ氏
「政治とカネの問題を根本から解決できる大きなチャンスなんです。」

演説では、自民党の“裏金問題”を批判し、政権交代が必要との訴えに時間を割いています。公示2日前に、共産党が候補の擁立を取りやめ、堤さんの支援に回ることが決まりました。それでも堤さん本人は「厳しい戦いになる」と危機感を口にします。

■堤氏
「自分がやることをやるだけだと思っています。子育て支援、ワークライフバランス、仕事と家庭を両立できる、そういう環境をつくっていきたい。」

自民党から立候補した、新人の栗原渉さんです。

■自民新人・栗原渉氏
「自民党が大きな問題を抱えております。お金のことであります。これも普通に考えておかしいじゃないですか。」

演説では、党の“裏金問題”に疑問を呈する一幕もありました。公示の前日には、連立政権を組む自公の前のトップがそろって応援に駆けつけました。

■岸田 前首相
「間違いなく、栗原渉さんが皆さんの期待に応えてくれると。」

前回は党の公認争いに敗れ、出馬を断念した栗原さん。立憲と共産の候補一本化には「“立憲・共産党”には任せられない」と対抗心をあらわにし、地方重視の政策を訴えます。

■栗原氏
「3年前、自民党の議席を失うことになりました。以来、国との真の意味での連携というのは切れている状況ですから、これを早く取り戻したい。」

日本維新の会からは新人の松尾嘉三さんが立候補しています。元・自民党の福岡県議会議員で、自公政権に批判的な保守層の受け皿として票の獲得を狙います。

■維新新人・松尾嘉三氏
「教育無償化を訴えているのですが、まずその前に今、景気がどんどん下がってきています。だから今、新産業の誘致、新技術の開発に特化して力を入れていきたいなと思っています。」

参政党の新人、岡部吉高さんは、若い世代への浸透を図りたい考えです。減税や教育改革の訴えを軸に、街頭演説やSNSでの発信に力を入れています。

■参政新人・岡部吉高氏
「やる気と熱意と行動で示していくしかないかなと。今、最も大事なのが減税。積極財政によって経済成長を確保することが、日本の施策を行う上でも一番大事。」

現役の覆面レスラーで無所属・新人のタコスキッドさんが出馬の意向を表明したのは、解散の前日でした。

■無所属新人・タコスキッド氏
「僕というちょっと変わった者が出る違和感をきっかけに、選挙に行ってみようかなとなってもらったらいいのかな。僕らは税金納めているのにちゃんとやってくれない。悪いことどんどんする、ちょっと待てよという時期に来ているのかな。」

太宰府市議だった経験と消費税の廃止などを訴えて、支持の拡大を図ります。

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