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【記者解説】告示直前・熊本県知事選 立候補予定者の顔ぶれ 各政党の対応は

2024年3月6日 18:10
【記者解説】告示直前・熊本県知事選 立候補予定者の顔ぶれ 各政党の対応は
熊本県知事選は7日に告示されます。これまでに立候補を表明している4人の顔ぶれと各政党の対応をまとめました。

これまでに立候補を表明しているのは、元熊本市長の幸山政史氏、元副知事の木村敬氏、建設会社社長の毛利秀徳氏、元高校教員の宮川一彦氏の4人です。

各政党の対応です。政権与党の自民党と公明党は、元副知事の木村氏を「推薦「しています。自民党と公明党が知事選で推薦を出すのは、2004年に当選した潮谷義子さん以来、20年ぶりです。

これに対し、野党の立憲民主党、社民党、それに共産党は、元熊本市長の幸山氏の「自主的支援」を決定。

国民民主党は、幸山氏を「自主応援」するとしました。

日本維新の会と参政党は「自主投票」の方針です。

【スタジオ】
(畑中香保里キャスター)
ここからは取材している松本茜記者とお伝えします。

(松本茜記者)
各政党の対応をまとめました。木村氏は自民党と公明党与党の「推薦」を受けます。
「推薦」という言葉ですが、一般的に、推薦した政党は候補者の陣営にスタッフを派遣するなどして支持を広げるための選挙運動を手伝うとされています。
(畑中キャスター)
これに対し幸山氏は、野党各党から「支援」、「応援」を受けるんですね。

(松本記者)
「支援」、「応援」という言葉は、「推薦」よりも関わりが少ないものの、「応援する」という距離感を表します。
今回、幸山氏は、「オール県民党」を掲げていて、与野党問わず支援を求めるため、各政党に推薦願は出していません。その一方で野党各党は、政策や考え方の近さから、“自主的な”支援を表明しました。
この野党各党の動きに少なからず影響を及ぼしたのが連合熊本です。

(畑中キャスター)
連合熊本は、県内の32の産業、約5万6千人の組合員で構成される県内最大の労働団体です。今回、幸山氏と木村氏の双方から推薦願を受けていました。

(松本記者)
連合熊本は、前々回と前回の2回の選挙では「労働政策に詳しい」と現職の蒲島氏を推薦しましたが、今回は「自主投票」としました。

(畑中キャスター)
どちらの候補にもよらない判断をした理由は?

(松本記者)
連合熊本は政策の甲乙がつけ難かったとしましたが、関係者の間では、木村氏は無所属とはいえ自民党の推薦を受けたことで、自民党との関係の近さが影響したのではという話も聞かれました。
こうした構図に加え、有権者の判断材料となるのが重要なのは政策です。7日の告示以降、活発な政策論争を期待したいと思います。

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