熊本県政史上最長の4期16年務めた蒲島郁夫知事は15日、任期満了を迎えました。最後の記者会見では｢最高に幸せな時間だった｣と語りました。

県庁では、午前10時から蒲島知事の退任式が行われました。
■蒲島郁夫知事
「4期16年を務めあげた達成感、県民、職員への感謝、一抹の寂しさなど万感の思いを抱えて、今ここに立っている」

蒲島知事は、退任式で幹部職員約160人を前に4期16年の感謝を伝え、｢逆境にあっても夢を追う行政マンであってほしい｣と激励しました。

その後、最後の記者会見に臨み、次のように振り返りました。
■蒲島郁夫知事
「最高な時間だった。東大法学部教授までは自分のために生きてきた。知事になった時から｢公僕｣としての自分を探し出して、県民に仕えることが一番大きな喜びになった。私の人生にとって最高に幸せな時間だったと思う」

こう話した上で、16日に知事に就任する木村敬氏も｢県民を愛し、県民のために仕事をすることに喜びを感じる知事になってほしい｣と話しました。