自民が政治刷新本部会合 県関係議員も出席
自民党の派閥の政治資金パーティー収入の一部が、議員にキックバックされた問題を受けて、政治資金や派閥のあり方について議論する政治刷新本部の会合が16日、党本部で開かれました。
本部のメンバーである安倍派の野上浩太郎参議院議員は、キックバックを裏金化していた可能性があると報じられていますが、16日、党本部でKNBの呼びかけには答えませんでした。
東京の自民党本部で開かれた政治刷新本部の会合。会場入りした野上議員に数家キャスターが取材を試みましたが。
数家キャスター
「野上さん、野上さん、KNBです」
立ち止まらず、会場に入っていきました。
本部のメンバーに名を連ねた安倍派議員10人のうち野上議員を含む9人が、派閥からキックバックされたパーティー収入の一部を裏金化していた可能性があります。
16日の会合は自民党所属の全ての議員が参加でき、県選出の国会議員では野上議員と同じ安倍派の田畑裕明衆議院議員のほか、上田英俊衆議院議員と橘慶一郎衆議院議員の姿も確認できました。
会合は冒頭以外非公開で行われ政治資金や派閥のあり方などについて話し合いました。
参加した安倍派の田畑議員は。
数家キャスター
「初会合でしたがどうか」
田畑議員
「国民の皆さんからの厳しい政治と金の関することについて、抜本的に信頼回復に取り組むべきだという発言が多くございました。私からはもちろん襟を正ししっかり政治改革、政治と金にけりを付ける、そのようなしっかりとした刷新本部の打ち出しを求める発言をさせていただきました」
数家キャスター
「自らのキックバックについて説明は」
田畑議員
「しかるべき時期にしっかり私の口から、まずは地元支援者の方々含め有権者に説明させていただきたいと思っています」
数家キャスター
「近いうちか」
田畑議員
「はい、近いうちにやります」
無派閥の橘議員は。
数家キャスター
「派閥解消という形になりそうか」
橘議員
「いろんな問題意識が出ていますから何が問題で、どうすれば国民に納得いただけるかという観点でいろんな意見が出ています。反省するとこは反省して、再発しないように答えを出していかないといけないんでしょうね」
政治刷新本部の会合は17日も開かれます。