維新の会 富山県組織 新田知事を推薦せず 「給与・退職金削減」合意至らず
今年10月の知事選をめぐり維新の会の県組織は現職の新田知事を推薦しないことを決めました。推薦の条件とした知事の給与と退職金の削減について合意に至らなかったためとしています。
富山維新の会の柴田巧代表は15日、会見を開き新田知事の推薦について「組織としては難しいという結論に至った」と述べました。推薦の条件として報酬や退職金の削減を政策協定に盛り込むことを求めたものの、合意に至らなかっためとしています。
一方、知事選では、「大方の党員は新田知事を支援することになるのでは」とし、自身も「応援したい」と述べました。
富山維新の会は4年前の知事選で、当時新人だった新田知事を支援していました。
2期目を目指す新田知事をめぐっては、これまでに自民党県連の推薦が決定しているほか、維新のほか3つの政党の県組織と連合富山に推薦願いが出されています。
知事選にはこのほかに立候補を表明した人はおらず、共産党県委員会が候補者の擁立を目指しています。
県知事選挙は10月10日告示、27日投票です。