知事選へ新田知事「統一教会」との「関係断絶」めぐっては
今年秋の県知事選挙で再選を目指す新田知事は、17日までに自民党県連に対し、いわゆる統一教会などとの関係を断つ方針を反映させた党の運営指針を守るとする誓約書を提出しました。
一方、17日の県議会では教団との関わりについて問われましたが、関係断絶は明言しませんでした。
知事選を巡り自民党県連は新田知事に対し、推薦の条件として「旧統一教会および関連団体と一切関係を持たない」とする方針を反映させた党の運営指針を守る誓約書への署名を求めていました。
県連によりますと、新田知事は6月1日付けで「党員として党の運営指針にのっとり行動する」などとした誓約書に署名したということです。
県連は6月29日に新田知事と政策協定を結ぶ予定です。
一方で新田知事は、4年前の選挙で協力を受けた旧統一教会との「関係断絶」は明言していません。
17日の県議会で、このことについて問われると新田知事は「コンプライアンス上問題ある団体とその関連団体とは関係を持たない。これまで繰り返し 明確に申し上げてきました。関係を持たないことは明言しているわけで、この考え方は変わっていません。宗教団体への圧迫に当たらないように、また一部の県民を切り捨てる言い方にならないよう、私としては言葉遣いは慎重にさせて頂いております」と述べ、「関係を絶つ」ことは明言せず、これまでと同様の説明に終始しました。