“統一教会”関連団体「組織的応援難しい」 2024年秋の富山県知事選めぐり
秋の県知事選挙をめぐり、前回4年前の選挙で新田知事を支援したいわゆる”統一教会”の県内関連団体は「今回は組織的な応援は難しい」として個人的な活動のみを行う意向を示しました。
富山県平和大使協議会 鴨野守理事
「私たちが組織的にやることは、今回難しいだろうと思っています。ここは我々の会員1人ひとりが最善の選択をされるということになろうと思っています」
教団の元広報局長で、県内の関連団体の代表理事を務める鴨野守さんです。
22日、この団体が市を相手取り損害賠償を求めている裁判が行われ、その後開いた会見で明らかにしました。
鴨野さんは、2024年秋の知事選で新田知事の応援を組織として行わない考えを示しました。
関係団体は、4年前の選挙で、新人だった新田知事に対し有権者への電話かけや後援会の名簿集めなど組織的な選挙応援を行いました。
今回の知事選を巡っては、自民党県連が推薦を求めた新田知事に対し「社会的問題のある団体とは一切付き合わない」とした党の運営指針を守るとする誓約書の提出を求める考えです。
これに対し新田知事は、「従うのにやぶさかでない」と述べました。
こうした動きに対し会見に同席した県内の信者は。
県内の”統一教会”信者
「新田さんについてはぜひ当選してほしいと思っています。で、そこにおいて自民党との関係と言うのは絶対に必要だと思いますし、新田知事が統一教会と関係あってうんぬんそう思っている人なんてごく一部だと思います。でもとりあえずそのことが大きな、なんていうか マイナスポイントになるとすれば、私は本当に身を引いたほうがいいと思います」
県平和大使協議会 鴨野守理事
「個人的には、そういうガバナンスコードにサインをせざるを得ないということについては、残念な気持ち」