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被災地能登の石川3区 衆院選公示を控えた3連休…繰り広げられる前哨戦

2024年10月14日 18:43
被災地能登の石川3区 衆院選公示を控えた3連休…繰り広げられる前哨戦

15日に公示日を迎える衆議院選挙。被災地能登の石川3区でも来たる決戦に向けこの3連休、前哨戦を繰り広げています。

地震と豪雨で大きな被害を受けた能登の「石川3区」。全国屈指の注目区ですが毎回激戦を繰り広げる前職の2人が先週土曜日、同じ日に事務所開きを行いました。

自民党から出馬する前職の西田昭二 氏。前回、前々回と接戦を制していて今回、3回目の勝利を目指します。

自民 前職・西田昭二 氏:
「人生をかけて、また皆様方と共に能登の未来のため、被災者が少しでも明るく生活できるように寄り添い支え、そしてまた手を携えながら取り組んでまいりたい」

被災地の復旧・復興を進められるのは政権与党・自民党しかいないと陣営も語気を強めます。

自民・稲村建男 選対本部長:
「県民の生命と財産を守り続けるのは自民党であり、西田昭二の双肩にかかっている。だから決して負けてはならない選挙だと思っています」

対するは立憲民主党の前職、近藤和也氏。2009年に初当選を果たすも前回と前々回は比例復活での当選で今回こそ小選挙区での勝利をと意気込みます。

立憲 前職・近藤和也 氏:
「能登の未来に寄り添って一緒に希望の光を示していく。絶対に選挙で勝たなくてはいけません。1票差でも2秒差でも3票差でも、どんな形でも選挙区で選ばれることが、能登がこんなに大変なんだと言うことを全国に示していく」

そして近藤氏の兄で選対本部長の岡野定 県議も打倒自民へ支援を訴えます。

立憲・岡野定 隆志 選対本部長:
「おらっちゃ(私たち)の近藤。私の和也を勝たせてください絶対に勝つ」

一方、共産党から立候補を予定する新人の南章治氏。遊説で使う選挙カーに看板を付けるなどの作業を行い翌日からの選挙戦へ決意を新たにしました。

共産 新人・南章治氏:
「被災者への支援の問題が大きな(訴えの)中心となる。被災者の気持ちが政府、石破首相を含めて分かっていない。この気持ちを訴えていきたい」

このほか、県都金沢が選挙区の石川1区は、自民党の小森卓郎氏、立憲民主党の荒井淳志氏、維新の会の小林誠氏、共産党の村田茂氏、国民民主党の小竹凱氏、無所属の藤原徳英氏のあわせて6人が立候補を予定し乱戦模様となっています。

また石川2区は、自民党の佐々木紀氏、立憲民主党の小山田経子氏、共産党の坂本浩氏のあわせて3人が出馬を表明し、5回目の当選を目指す佐々木氏に小山田氏、坂本氏が挑む構図となっています。

衆議院選挙は15日公示、投開票は10月27日に行われます。

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