雪が降る中 被災地では復旧に向けてボランティア活動続く 石川・能登では地震の影響で人口減少進む
2日の県内は各地で厳しい冷え込みとなっています。
こうした中、被災地では復旧にむけて、ボランティアが活動を行っています。
NNN取材団・平井友莉アナウンサー
珠洲市正院町です。
奥能登では今朝から雪となっていて、とても寒い中ですが、2日もボランティアの方が訪れ、がれきの撤去などの作業にあたっています。
県の被災地では現在、バスを手配して現地に送る形で1日あたり330人程度のボランティアを受け入れています。
2月26日には穴水町に宿泊拠点を設け、1泊2日で長時間活動できるボランティアも始まりましたが、個人で被災地に入ることは控えるように求めていて十分な支援は行き届いていません。
そんな中、県は県内の人口動態を発表し、地震発生からの1か月で転入者から転出者を引いた数が540人のマイナスと1月としては過去最大となったことが分かりました。
市町別での減少率が最も高かったのは256人減少した輪島市でマイナス1.17パーセント、次いで、130人が減少した珠洲市がマイナス1.11パーセントと、地震の影響を色濃く反映した結果となりました。
また、出生数から死亡者数を引いた自然増減も1月で1030人のマイナスで1971年の統計開始以来過去最大となっています。
珠洲市では、雪の中でもボランティアの方が熱心に活動してくれています。
地震の影響での人口減少が進む一方で、県は「ふるさとに戻れるような環境を目指して復興を急ぎたい」としています。