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【そもそも.】どうやって候補者選べばいいの?なぜ投票に行くの?「選挙に行かないってことは、後で文句を言いっこ無しですよ」

2024年10月16日 19:10
【そもそも.】どうやって候補者選べばいいの?なぜ投票に行くの?「選挙に行かないってことは、後で文句を言いっこ無しですよ」

16日から衆院選の”期日前投票”が始まった、
選挙の気になる疑問について、お伝えする。

テーマは「そもそも、どうやって候補者を選んだらいいのか」?
今の時代、情報が多いだけに悩むところも多いかもしれないが、まず、なぜ投票に行く必要があるのか?東北大学で政治学専門の河村准教授に聞いた。

すると、河村先生は「選挙に行かないってことは、後で文句を言いっこ無しですよ」だという。
これを噛み砕くと、今の日本の議会制民主主義。
このシステム上、我々国民1人1人が選んだ代理人によって、様々な政策や法律などについて「こっちの方向で」と意思決定がされていく。

この意思決定の方向を決める人たち=議員に誰がなるのか?
一票を投じることで、その誰かを決めることで、意思決定の方向性を決めることが出来る。

投票に行かないというのは、その決定権を放棄しているので「後で文句を言いっこ無しですよ」というわけだ。

とはいえ、だったら誰に投票するのか決める必要があるが、どうやって決めるか、が悩みどころ。
街の皆さんは、どうやって候補者を選んでいるのか?聞いてみた。

60代無職
「大体新聞か折込チラシが入ってくるから、あれを見て大体決めている」

20代会社員
「テレビとかでやってほしいことを言っている人に、投票しています」

40代主婦
「候補者に誰がでているかわからなくて、一生懸命に知ろうともしていなかったので…」

40代団体職員
「政党です。その人たちの公約を見て、決めている。生活がよくなる政党がいいと思っている」

20代大学生
「スマホとかで見ることが多くて、テレビとかだと誰がいるのかよくわからかったりするので、SNS等でコメント欄を見ながらどの人がいいのか見ている」

投票先の決め方についても、河村先生に聞いた。
まずは、判断材料となる情報を得る必要があるが、方法は大きく分けて2つ。

一つは、新聞やテレビ、マスコミ。
もう一つは、インターネットやSNS。

新聞は購読の必要はあるが読むだけ、テレビは見るだけ、と比較的手軽に広く情報を得ることが出来る。

ただ、見るだけ・読むだけなので、基本的に受け身でなかなか知識が深まりづらいという。

そこでインターネットやSNS。
検索ワードを入力するなど自分から情報を取りに行く手間はあるが、より興味のある詳しい情報を得られる。

新聞やテレビでは広く、インターネット等では深くー。
それぞれの強みを上手く活用してほしい、という。

そして、一番大切なのは「家族で選挙について話すこと」。

団らんのひと時に選挙の話をするメリット。
一つ屋根の下で暮らしているからこそ、よりローカルな話に深まりやすいし、父母・祖父母世代によってモノの見方も違うので、発見や気づきも多い。
話しているうちに考えがまとまる、ということも多い。

衆院選の投開票は10月27日。
期日前投票も始まったが、食卓の話題の1つに選挙を加えてみるのも良いかもしれない。

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