あす公示の衆議院選挙 青森県3選挙区制で最多の11人 立候補予定の顔ぶれは
超短期決戦の選挙。投票用紙は準備が間に合わず2回にわけて発送、公示日前日の今日までかかって、全ての立候補予定者が事務所開きをして臨戦態勢に入っています。
衆議院選挙の投票用紙は、今日から40市町村に発送されました。解散から投票まで18日の超短期決戦、印刷が間に合わず108万200枚を2回にわけて送ります。
★県選挙管理委員会 高橋昌広 総括主幹
「とにかく準備を間に合わせることを第1で作業を進めてきましたので、一定のめどが立ってよかったかなと思っています」
青森1区の立候補予定者
立候補予定者、まず青森1区は3人です。
自民党の前の議員で前回は比例に回った津島淳さんが、7年ぶりの小選挙区で5期目をめざします。足腰の強い経済を実現すると訴えます。
★自民党・前職 津島淳さん
「足元の物価高を超えて着実な消費につなげていくために、引き続き強力に賃上げと価格転嫁を徹底的に進めていく」
立憲民主党の元議員 升田世喜男さんは国政の返り咲きをめざす選挙です。自民党の政治とカネを巡る問題を批判し、今の政治を変えると訴えます。
★立憲民主党・元職 升田世喜男さん
「長すぎて強すぎる政治が裏金問題を作りました。カネの力で動く政治からあなたの声で動く政治に変えなくてはいけない」
共産党の新人 斎藤美緒さんは3度目の国政選挙に挑戦です。今日の事務所開きでジェンダー平等や選択的夫婦別姓の導入を進めていくなどと党の政策を訴えています。
★共産党・新人斎藤美緒さん「物価でも賃上げでも学費でも平和でもジェンダーでも、日本の政治のあり方をこう変えるんだということを、党の値打ちを太く打ち出して頑張りたい」
青森2区の立候補予定者
続いて2区、こちらの4人です。
自民党の前の議員で2期目をめざす神田潤一さん。内閣府政務官の実績を強調し、中小企業への収益の移転を進めると訴えます。
★自民党・前職 神田潤一さん
「中小企業や零細企業の賃上げの原資となり、皆様の手取りの増額となって必ずや去年よりもだいぶ良くなったなと感じてもらえる経済をつくっていく」
共産党の新人 久保将さんは自民党の不記載問題を批判。いまの政権を倒すことや、賃金格差の是正などを訴えます。
★共産党・新人 久保将さん
「自民党政治を倒していく、そのための取り組み 男性と女性一緒の賃金、同一労働同一賃金こういうことを一緒に実現したい」
国民民主党の新人 金濱亨さんは今日が事務所開き。生活者の代表であると強調し、党の公約でもある消費税の減税や手取り賃金の増加などを訴えます。
★国民民主党・新人 金濱亨さん
「目の前にある不誠実な政治目の前にある課題 生活者代表としてこの戦いに必ず道を切り開く」
三戸町長を辞め国政に挑む松尾和彦さんは無所属で出馬。田名部匡代参議院議員など立憲の支援を受け、農業や教育への投資の重要性を訴えます。
★無所属・新人 松尾和彦さん
「農業、中小・零細企業高齢者や子どもたちが安心して育ち、この地域を盛り上げていきたい日本を変えていきたいその一心です」
青森3区の立候補予定者
最後は3区に出馬予定のこちらの4人です。
自民党の前の議員 木村次郎さんは不記載問題で比例との重複立候補ができなくなりました。3期目も国防や地方創生に力を注ぐと訴えます。
★自民党・前職 木村次郎さん
「この小選挙区の1本だけの勝負となりました 地方創生それをさらに予算を倍増しながらブラッシュアップをして創意工夫に満ちた取り組みを展開していく」
立憲民主党の新人 岡田華子さんは、自民党の政治では今の暮らしは良くならないと主張。子育て支援や経済格差の解消などを訴えます。
★立憲民主党・新人 岡田華子さん
「青森県で子育てしたいと思って子育てしやすい環境を作りたい 裏金作りとかで時間を使っている暇はないんです青森県には 真剣に私たちの暮らしを考えてなくてはいけない」
日本維新の会の新人 長坂淳也さんは国政初挑戦です。県内唯一の公認候補として、党が掲げる教育費の無償化などを訴えます。
★日本維新の会・新人 長坂淳也さん
「家庭の事情や経済的な事情で行きたい高校や大学に行けない、そういった子どもたちをなくしたいと私どもは考えています」
無所属の新人 其田寿一さんは、報道機関に出馬の決意を表明。人口減少対策に取り組むほか農業を稼げる仕事に変えたいと訴えました。
★無所属・新人 其田寿一さん
「この地域でどうすれば稼げる農業 お金をただ所得補償するという制度はもうやめて、本当に地に足をついて稼げる農業は何か」