×

宮崎県の県立3病院 今年度決算は赤字の見込み 赤字幅は前年度より縮小

2025年3月6日 19:43
宮崎県の県立3病院 今年度決算は赤字の見込み 赤字幅は前年度より縮小
テレビ宮崎
宮崎県が50億円を貸し付け経営改善を図っている県立病院について、今年度の決算は前年度より改善するものの、赤字になる見込みであることが報告されました。

これは、6日の県議会常任委員会で報告されました。
2024年4月から12月の延べ入院患者数は、前年同時期と比べ宮崎病院で2614人、延岡病院で8650人増えた一方、日南病院は2777人減っています。

2024年度決算については、入院・外来収益の増加などで収益は増えていますが、給与改定や物価高騰などによるコストが増加。純損益は、前年度より約20億9800万円改善したものの、約21億8500万円の赤字となる見込みです。

これまで、高度な医療提供による患者数の増加や日南病院の病床削減など経営改善に取り組んできた病院局は、さらなる取り組みとして、延岡病院で採算性の高い高度急性期病床を増やし、日南病院で新生児集中治療室と回復室あわせて10床を3床程度へ削減するなどし、約5億5000万円の効果を見込んでいるということです。

県病院局では、2030年度の黒字化を目指し、的確な運営を行っていくことにしています。
最終更新日:2025年3月6日 19:51
テレビ宮崎のニュース