「客観的に研究したい」長崎知事 富士山登山鉄道構想説明会 山梨県
山梨県が進める富士山登山鉄道構想について、西桂町で18日、地元説明会が開かれました。住民らから噴火対策のほか富士山信仰について質問され、長崎知事は「客観的な情報をもらい、信仰への観点を尊重しながら議論したい」と述べました。
長崎知事は自動車やバスの排気ガスによる環境負荷課題を説明。電気バスについて、バスではタイヤの摩耗により粉じんが生じ、マイクロプラスチックの問題が発生するほか、駐車場が必要なため人工的景観は改善されないとし、改めて登山鉄道の優位性を説明しました。
また質疑応答では、住民から「世界遺産の構成資産の神社が冬山に入ることは信仰の観点から許せない」と反対している状況について問われると、「客観的な文献のもと、一緒になって研究をさせてもらいたい」と答えました。
一方、噴火の際の避難については、緊急時は線路上でも車が通行できるほか、「下山道の避難所(シェルター)の配備について、早急に整備を計画し実行に移すべき」との考えも示しました。
説明会は1月には忍野村、富士河口湖町、鳴沢村で開かれ、いずれも長崎知事が説明する予定です。
長崎知事は自動車やバスの排気ガスによる環境負荷課題を説明。電気バスについて、バスではタイヤの摩耗により粉じんが生じ、マイクロプラスチックの問題が発生するほか、駐車場が必要なため人工的景観は改善されないとし、改めて登山鉄道の優位性を説明しました。
また質疑応答では、住民から「世界遺産の構成資産の神社が冬山に入ることは信仰の観点から許せない」と反対している状況について問われると、「客観的な文献のもと、一緒になって研究をさせてもらいたい」と答えました。
一方、噴火の際の避難については、緊急時は線路上でも車が通行できるほか、「下山道の避難所(シェルター)の配備について、早急に整備を計画し実行に移すべき」との考えも示しました。
説明会は1月には忍野村、富士河口湖町、鳴沢村で開かれ、いずれも長崎知事が説明する予定です。