長崎知事は11日、1182万円の不記載問題を受けて自粛していた政治資金パーティーについて、時期を見て再開する意向を明らかにしました。

　この問題は長崎知事が代表を務める資金管理団体が2019年に自民党二階派から受け取った現金1182万円を収支報告書に記載していなかったものです。

　問題の発覚以降、長崎知事は政治資金パーティーの開催を見合わせていましたが、11日の県議会の一般質問で「今後については時期をみて実施する方向で考えている」と述べました。

長崎知事
「その場合においても、すべての政治資金の流れを見える形でつまびらかにするという規正法の趣旨に対し誠実であることに最大限留意し、いささかの疑念も生じることのないよう努めたい」

　また長崎知事は、事務所の運営などの経費を自身でまかなう必要があるため、パーティーの開催で資金を募ることは政策実現に必要だと主張しました。