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北海道・大雪山系旭岳で「初冠雪」 全国の気象台で今シーズン最も早く

2023年10月4日 12:33
北海道・大雪山系旭岳で「初冠雪」 全国の気象台で今シーズン最も早く

4日(水)朝、北海道の旭川地方気象台は、大雪山系旭岳で「初冠雪」が観測されたと発表しました。平年より9日遅く、昨年より1日早い観測で、今シーズン全国の気象台で最も早い初冠雪の観測となりました。

3日(火)から4日(水)にかけて、北海道の上空には冷たい空気が流れ込んだため、標高の高い山では雪が降り、北海道の最高峰・大雪山系旭岳の「初冠雪」が観測されました。平年より9日遅く、昨年より1日早い観測で、今シーズン、全国の気象台で最も早い初冠雪の観測となりました。

全国で最も早い初冠雪の観測が10月にずれ込んだのは、2004年以来、19年ぶりのことです。

旭岳の初冠雪の観測は、山頂付近に雪が積もっている様子が、麓にある旭川地方気象台から、夏以降、初めて確認できた時のことをいい、雲に覆われているなどの理由で気象台から山頂や中腹の様子が確認できない場合は、初冠雪とはなりません。

■富士山でも間もなく初冠雪か?

富士山付近でも3日(火)夜から雨が降ったりやんだりしています。富士山山頂では、氷点下の冷え込みとなり、4日(水)午前11時現在の気温も1.6℃しかありません。

富士山山頂付近では雪が降っているとみられ、5日(木)にかけて天気が回復し、麓の甲府地方気象台から雪が確認できれば、初冠雪が発表されるかもしれません。