天皇陛下「お互いを認め合う平和な世界に」
天皇陛下は23日、62歳の誕生日を迎えられました。
天皇皇后両陛下は23日午前、皇居・宮殿で天皇陛下の誕生日を祝う「祝賀の儀」にのぞまれました。
三権の長や外国大使の代表が出席する中で、陛下は、お祝いへの感謝を伝えた上で、「国民の幸せと国の発展を願うとともに、友好各国の元首のご健勝と国民の幸せを願います」と述べられました。
陛下は、誕生日に先立ち臨んだ記者会見で、東京オリンピック・パラリンピックや、北京オリンピックでの各国選手たちが互いの健闘をたたえ合う姿に触れた上で、次のように述べられていました。
「国と国との間では、さまざまな緊張関係が今も存在しますが、人と人との交流が、国や地域の境界を越えて、お互いを認め合う、平和な世界につながってほしいと願っております」