秋田県知事「“クマ”お宅に送ります」 駆除対応めぐる苦情電話に…
クマの駆除をめぐって多数寄せられる苦情への対応について、秋田県の知事は、「話して分からない人にはあまりお付き合いする必要はない」などと話しました。
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クマの出没が相次いでいる秋田県。秋田市のスーパーには先月30日から今月2日にかけて、体長約1メートルのクマが居座り続け、その後、駆除されました。
クマの駆除をめぐっては、自治体に苦情の電話が相次ぐことが問題となっていますが、秋田県の佐竹知事は17日、苦情電話の対応について、次のように述べました。
秋田県 佐竹敬久知事
「話して分からない人には、ガチャッと(電話を切る)」
「話して分からない人には、あまりお付き合いする必要はない」
さらに…。
秋田県 佐竹敬久知事
「私にもし(苦情の電話が)きたら、まずひどいですよ。完全に相手を威嚇します。『お前のところに今送るから住所送れ』と。これやると、はっと言うんですね。『そんなに心配だったらお宅に送ります、住所(送れ)』。そしたら相手が(電話)切るんですよ」
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秋田県によると、スーパーに侵入したクマが駆除されたことについて、県には12日までに56件の電話があり、うち24件が殺処分に反対する意見だったということです。