上げ馬神事、2mの壁なくすなど大幅変更し開催 “動物虐待”批判受け 三重・多度大社
動物虐待との批判を受けた三重県の多度大社の伝統行事、上げ馬神事。馬が乗りこえる2メートルの壁をなくすなど大幅な変更を加えて行われています。
およそ700年続くとされる上げ馬神事は、高さ2メートルの土壁を乗りこえた回数で豊作を占っていましたが、今年から、その壁をなくして坂を緩やかにし滑りにくい土に変えて行われています。
去年、転倒した馬が殺処分されるなどして、「動物虐待」との批判が相次いだためで、神事を安全に行うことが最優先されることになりました。
4日は6頭の馬が挑戦し緩くなった坂をすべての馬が駆け上がりました。
一方、動物の権利を主張する団体が会場につめかけて一時騒然とする場面もみられました。
上げ馬神事は、5日も行われます。