富士山を撮影…外国人観光客が道路の真ん中に “迷惑撮影”に警備員を配置 山梨・富士吉田市
富士山を撮影できる人気の通りがある、山梨県の富士吉田市では今、観光客が車道に出て写真を撮るなど“危険な行為”が問題となっています。市は今月から警備員を配置し、英語で注意を呼びかけるプラカードをつくるなど対策に乗り出しました。
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山梨県の富士吉田市には、昭和レトロな町並みと、雄大な富士山を撮影できる人気の通りがあります。水際対策が緩和されてからは、外国人観光客も増加。週末には数百人の観光客が訪れていますが、“ある問題”が起きているといいます。
記者
「車道に出て親子が記念撮影をしています」
車道の真ん中に出て写真を撮る外国人観光客が増えているのです。地元からは、客足の回復を歓迎する一方で、危険性を指摘する声が相次いでいました。
こうした状況を受け、富士吉田市は今月から警備員を配置。「道路に出ないでください」と英語で書かれたプラカードを手に巡回し、注意を呼びかけています。
富士吉田市・富士山課 渡辺英之課長
「観光客の方が来ていただけるのは、本当に喜ばしいことなのですけれども、交通ルールを守っていただいた中で、ドライバーの方とお互い安全に過ごしていただければいいかなと思います」
市は今後、警察や地元商店街と協議し、対策をとる考えです。